宗祖御会式

日蓮宗の開祖日蓮大聖人は、鎌倉時代の中期の貞応元年(1222年)安房の国小湊でお生まれになりました。12歳で清澄寺で出家得度なされ、17歳の時から比叡山を始め、諸国に遊学され、32歳のとき清澄寺へお戻りになりました。

建長5年4月28日、昇る朝日に向かって声高らかに「南無妙法蓮華経」とお唱えになり、法華経をひろめる決意をなされたのでした。この日を「立教開宗の日」とお呼びします。

その後、鎌倉に出た日蓮聖人は、松葉ヶ谷に草庵を結び、都の辻にお立ちになり、辻説法で法華経をおひろめになりました。また、「立正安国論」をお書きになり、鎌倉幕府に献上しました。このように法華経をひろめようとなさる日蓮聖人に敵意を持つ人々もあり、日蓮聖人は、数えきれないほどの法難、迫害に遭われ、文永8年には、佐渡島へ流罪となりました。

佐渡からお戻りになった日蓮聖人は文永11年 身延山にお入りになり、9ヶ年の間、教学の確立と門弟の指導に励まれ、数多くの著述や信者の方々へのお手紙をしたためられました。

病の重くなられた日蓮聖人は、弘安5年9月8日、常陸の湯で療養するため、身延をお発ちになりました。9月18日、武蔵の国の池上右衛門宗長の屋敷にお入りになり、そこで急に容態が悪化し、10月13日、61年の生涯を終えられました。

ご臨終の時には、池上の山の桜が一面に咲いたと伝えられています。

日蓮宗の寺院では、10月13日頃に日蓮聖人の徳をしのび、恩に報い、法華経弘通の決意を新たにするために、盛大に会式法要を営んでいます。