春分の日
彼岸は春と秋にあり、いずれも春分の日、秋分の日を中日として、その前後3日間、計7日間を彼岸と言います。お彼岸の一週間は、先祖を敬い、亡き人に供養を捧げるとともに、善根を積み仏道に精進する特に大切な日々です。
仏教では、苦しみや迷いに満ちたこの世界、現世を、この岸=此岸と言います。これに対して、その苦しみを乗り越えた永遠の悟りの世界を、彼の岸=彼岸と言います。
彼岸に到達するためにお釈迦様は、
1、布施 ほどこし 分け与える
2、持戒 戎をまもる
3、忍辱 たえしのぶ
4、精進 つとめる 努力
5、禅定 心を落ち着かせる
6、智慧 ただしく観る
の六つの修行をするように教えられました。これを六波羅蜜と言います。
心證寺では、春分の日に施餓鬼法要を営み、壇信徒の方々のご先祖の追善供養、報恩感謝するとともに、布教師を招いて、説教をしていただき、壇信徒の方々に、仏様の教えを理解して、彼岸に少しでも近づいていただくための活動をしています。